メイクとTPOの深い関係

メイク

メイクやオシャレをする事に、年齢や性別の制限はありません。
難しいルールや決まり等も基本的にはありません。
そもそもメイクを「する」のか「しない」のかも、自由だと思います。

しかしそうは言ってもルールも決まりも何もないと、間違えてしまう事はあります。

「さあ、今から時間はたっぷりあるので目の前にある化粧道具を使って好きにやってください!」と言われても、右も左もわからなかったらやはり難しいと思いませんか?

ビューラーの正しい使い方、ノーズシャドーの入れ方、アイブローの色選び…

使い方どころかカタカナばかりで言葉の意味がわからなかったら、想像出来ませんからね。

Licco*
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店員さんやお友達に聞くのが恥ずかしい時もあるしね

ルールや決め事は無くても、「コツ」や「方法」は存在します。
沢山の時間と経験から先駆者の方々が残してくれている「道標」(みちしるべ)を活用しない手はありません。

その手があったか!なんて思うことはメイクに限らず日々の中で多々ありますよね?

今の時代、動画で学ぶことが容易にできるようになりましたが、頭では理解出来ていても実際には出来るようになった訳ではなくただイメージ出来るようになっただけのことが多いです。

メイクを始めてみようと思った時、迷った時、まずは「TPO」について理解をほんの少し深めてから始めてみることをお勧めしたいと思います。

そもそもTPOって何?

TPOとは…Time(時間) 、Place(場所)、Occasion(場面)の頭文字を取った略語。もともとはファッション業界から生まれた「時と場所、場合に応じて服装や行動、言葉遣い等を使い分けたその場面にふさわしい振る舞いや対応」などの礼儀やマナーを指します。

TPO(ティーピーオー)と言う言葉はよく耳にすると思います。

漠然と「相手に失礼のないように」とか「その場で浮かないように」といった意味合いで使っていることが多いのではないでしょうか。

調べによると実は日本発祥の和製英語だそうです。

1964年の東京オリンピックに向けて着物文化であった日本が洋装で海外の方々をお迎えする際に、お相手に失礼の無いように全国に洋装の基本的ルールを広め統一感を出す目的で作られたものだそうです。

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さすが、おもてなしの心や礼儀を重んじるお国柄が出ていますね。

最近ではビジネスシーンやプライベートでもよく使われるようになりました。
相手を思いやること=TPOに通じるのかなと思います。

ではどのようなシーンでTPOが求められるのかを見ていきましょう。
ビジネスとプライベートでは多少違いはありますが考え方は同じです。

  • 訪問(営業含む)
  • パーティー、会合等
  • 公共機関(乗り物、施設等)
  • 冠婚葬祭(国によってかなり違います)        

上記が主な想定されるシチュエーションだと思います。
この事についてはまた別の記事で詳しく解説してみたいと思います。

そもそも「場を弁える」と言う言葉が古くから日本には存在しました。

その場の雰囲気に合わせる、溶け込む事によって円滑なコミュニケーションが図る。
それだけでなく、礼儀を重んじた服装や応対は相手を深くリスペクトする事にもなります。

多様性や個性重視の時代となってきましたが、根本的な軸の部分は実は変わらないはず。
なんでもかんでも自分勝手で良いというのは少し乱暴な考え方であり、場合によっては受け入れてもらえない可能性もあります。

やはりそこはしっかりとTPOを意識しながら思いっきり個性を楽しんで行きたいものですね。

メイクに一番大事なのは『想像力を膨らませるセンス』

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まずは私の変わった体験談からどうぞ

メイクスクールに通っていた頃の話です。
通信教育でメイクを学んだ方がある時リアル講習に来て、相モデルでアイラインを引く練習で間違えて目玉に直接描いてしまい、モデルさんが悲鳴を上げた事がありました。

少し特殊なケースですが、その方には通信教育で使われていた教材動画の説明がそのように見えたのでしょうね。

普通であれば目の中に何かを入れたら痛いということは考えられる事ですが、「普通」の定義は本当に難しいので。自分の考える普通が万人に共通するわけではないということも多々あります。


ここで一番大事になってくるのはいかに想像力を膨らませる事ができるか、だと思います。
想像力を膨らませるためには沢山の経験値が必要となってきます。

知識だけで全てが分かったような頭でっかちにはならないように心がけたいものですね。

海外と比べてメイクを学ぶ機会があまり無いので致し方ない事だとは思いますが、メイクをする習慣があまりない日本では基本を共有するのはなかなか難しい事だと感じた出来事でした。

それでも最近の若い子達は本当に上手にメイクを生活に取り入れているように思います。

きっとお気に入りの女優さんやアーティスト、YouTuber やインスタグラマー、TikToker などなど沢山憧れの存在がいるからでしょうね。

何かに、誰かに憧れることはパワーの源となりますので、本当に素敵なことだと思います。

メイクも「TPO」を意識しながらその場の雰囲気に合うように出来たなら、素敵ですよね。
あまり難しく考えないでまずは楽しむことから挑戦するのが上達する一番の近道になると思います。

そして出来ることなら沢山の美しいモノを見聞きして、想像力とセンスを磨いて行きましょう!

メイク+TPO=最高級の礼儀(思いやり)

日本ではあまり重要視されていないのかもしれませんが、メイクもTPOの一部だと私は思います。

メイクを日常的にする方と全くしない方では聞こえ方が違うとは思いますが、メイクは「礼儀」の一つだと教わった事がありました。

その時はお客様と向き合う仕事をしていて「ノーメイクや素足は裸で接客しているのと同じ。お客様に失礼よ」とのことでした。

高級プレタポルテやコスメを扱う一流海外ブランドでしたので当然の指摘ではありましたが、やはりそう思わないスタッフも中にはいました。

一年中サーフィンが趣味で素足にパンプス、ノーメイクが定番のスタイル。
日に焼けて小麦色の素足は健康的で、目鼻立ちもはっきりしていて特に不快感を与えるようなことはなかったのですが、上司の言うようにこの職場では確かにミスマッチでした。

仕事が疎かなわけではなく、お客様と向き合う姿勢の問題だと思います。
TPOを考えて、場を弁えなさい…という教えです。

もちろんどんなに注意をしているつもりでも、周りから指摘されてしまう事はあると思います。
問題はいかにその状況の中で想像力を膨らませるか、周りを思いやる事ができるか、相手の立場に立ってもの事を考えることが出来るか…だと思います。
まさにこれこそが最高級の礼儀であり、TPOそのものだと思います。

ここで仕事がしたいのであればここに見合う格好をしなさい、と優しく指導してくださった当時の上司は本当に素敵な大人だったと今でも尊敬しています。

若い頃に尊敬できる大人に出会えた事は私にとって本当に宝物です。
そのような素敵な出会いや経験があるから、自然とTPOや礼儀作法が身についていったのだと思います。

まとめ

TPOについてお話しさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
あまり難しく解釈する必要はないと思いますが、意識の中にちょこっと置いておくだけでもかなり効果はあると思います。

そして出来れば、イベントの時だけに限らず日常生活の中でもほんの少しTPOの意識を盛り込んでいただけたならなお素敵かなと思うのでした。

大袈裟かもしれませんが、お買い物に行く時やゴミ出しに出る時などでも私は必ずメイクをして普段着よりワンランク上のお洋服を着て家を出ます。
このことを話すとほぼ全員が「えーーー!?」と反応します(笑)

もちろんそれは自分の為でもあり、他人の為でもあります。
その意識を無くしてしまうと、いざオシャレをする、メイクをするという時に力が入りすぎてお面のようなメイクになったり、場にそぐわない格好をしてしまうことに繋がります。

ちょっとした意識の持ち様で人生は何倍にも楽しくなるものです。
ぜひ皆様もメイクの楽しさ、可能性を信じてチャレンジしてみてください!

Licco*
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最後までお付き合いいただき有り難うございました


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mayukara
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「1日の始まりは眉から」
メイクを難しく考えずに楽しむことから始める提案をゆるりと綴っていきたいと思います♡

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クリエイティブな世界をこよなく愛する一児の母。
ヘア&メイクアップアーティスト
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